第19章 梅雨(水心子正秀ver) ★
彼女が何を言っているのか分からず混乱していると。
目の前の彼女は今見ていたテレビを消し、少し照れた様子で笑った。
「恥ずかしい話ではあるが、こういったものには不慣れで…。いつも私ばかりその…良くして貰っているから…。私も、皆を気持ちよくさせるには、どうしたら良いかと…」
それで、動画をみて、ヒントを得ようとしていたと。
そういう経緯だったらしい。
…ちょっとだけ、彼女の本丸に所属している刀剣男士が羨ましくなった。
主とされる人にそんな風に思って貰えるだなんて。
「…と、いう事で」
彼女は気の抜けた私の手を思いっきり引いた。
「ぅわっ!?」
完全に油断していた私は、体制を崩しみっともなくベッドに倒れ込んでしまう。
身体を起こそうとしたら。彼女が覆いかぶさってきた。
「え…っと……? な、なにを……??」
「少し協力して貰えないだろうか?」
「ふぇ!??///」
彼女の手が、僕の、ソレに!!??///
「先程動画で見て覚えたものが、本当に気持ち良くなって貰えるのか…試させて欲しい」
真剣な彼女の顔がすぐ近くにあって。
しかもばすたおる姿で。
僕の脳はもう既にパンク寸前だった。
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「あっ、うっ…うぅ……///」
先程の動画で見た通り、水心子くんのソレを、ズボンの上からすりすり、と撫でる。
心なしか、どんどんと硬くなっていくような気がする。
硬くなっていくのが…良いんだったな…確か…。
「えっと……。確かこの後直接……」
「えぇっ…!!??///」
水心子くんは、そんな事しなくて良い!!とジタバタ暴れ出したが、そう言われると、したくなる。人間だもの。
それに、あまり力が入ってないように思える。
少しは気持ちよくなって貰えているのだろうか…?
私はどうにか水心子くんのズボンのチャックを下ろし、ソレを取り出す。
するとソレは勢いよく天に向かって起ち上がった。
「あっ、こ、これは…っちが…っ///」
顔を真っ赤にして動揺する水心子くんの姿に、少しの優越感を得る。
いつもは逆の立場だから。
私はそそり立つソレに指を滑らせた。