第4章 時をかけあう恋~ときめく想い~
『あんたと話すのは嫌じゃないし』
この言葉が、とてつもなく嬉しくて、どんどん胸の奥は温かくなっていって………
顔も少し熱くなった……
そして、トクトク……と、鼓動が早くなっていて、胸元をギュッと握る。
「(………嫌じゃない………良かった……)」
うるさいのは好きじゃなくて、静かな時を好むけど
私と話をしているのは嫌じゃない……
なんだか家康さんに、認められたようで、受け入れられたみたいで、すごく嬉しい……
胸元を掴んでいた手に、少しだけ力を入れ、家康さんの綺麗な翡翠色の瞳を見て……
「…そう言ってくれて……すごく、嬉しいです……」
家康さんに、笑いかけた。