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イケメン戦国『時をかけあう恋』

第1章 時をかけあう恋~ファーストコンタクト~


「……は………?」


佐助が話している間、ずっと無言でいた家康だが、佐助が言った「住んでもらう」発言に驚き、声を発した。


「………佐助…何言って……」

「考えた結果、それが一番いいかと思ったんです。家康さんは身一つでこちらの時代に来てしまいました。三ヶ月の間、生活していくとなると、住む場所や働くところなど……いろんなことに証明するものや手続きなどが必要になるので……。それだったら、おじさん達に状況を説明して、ここで暮らしていった方が安全かと思ったんです。」

「いや……でも…そこまでしてもらうのは……」


確かに佐助の説明のとおり、身一つで来た家康。
家康自身も、ここでの生活をどうするべきか悩んではいたので、佐助の説明は納得も出来るのだが、そこまでお世話になるのは申し訳ない………

すると



「別に我々は構わないよ。なぁ、母さん。」

「えぇ。事情が事情だもの。部屋も客間として使ってる和室があるし、気にしないで。陽菜もいいでしょ?」


快く、佐助の案を受け入れた両親は、陽菜にも確認を一応とる。

すると



「………………い…」

「「ん?」」


今までずっと黙って話を聞いていた陽菜。
持っていた箸をバン!!とテーブルに置き、真っ赤な顔で椅子から立ちあがり


「反対!!!だって、私この人に、は、は……っ~~~!!///」


裸を見られたことを思いだしてしまい、その先の言葉が詰まる。

両親は陽菜の行動に、はてなマークを浮かべ、佐助はこの状況をどうするか眉を下げて困った顔に。
そして、家康も気まずい状況だが、口を開く。


「……それを言うなら俺だって、あんたに見られたんだけど……」

「うっ……!///」


真っ赤な顔をした陽菜と、気まずい顔をしている家康。

その二人を見て、両親はピンときた。

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