第1章 時をかけあう恋~ファーストコンタクト~
ガチャ
浴室のドアが完全に開くと
何も纏っていない裸体の状態の二人が鉢合わせる。
ぱっちり二重のくりっとした瞳、スッとした鼻筋に、ぷっくりした血色のいい唇、色白小顔で可愛い顔立ち。
濡れた黒髪をルーズに纏めあげ、おくれ毛が細い首筋にはりついて、艶かしい。
華奢な鎖骨に、ほどよい大きさの理想的な形をした胸。その胸の頂点に咲く綺麗なピンク色の蕾。
身体は全体的に華奢だが、その綺麗な胸とくびれたウエストが、なんとも女らしい。
すらりと伸びた脚も細くて長く、色っぽい。
そんな陽菜と……
明るい色の髪が、シャワーで濡れてペタンとなり、翡翠色の瞳、高い鼻に、形のよい唇をしている端正な顔立ち。
濡れた髪から、ポタポタと雫が滴りおちて、首筋や肩などを濡らしていくのが、色っぽい。
細身の身体だが、しっかりとバランスよく筋肉がついており、無駄な肉はない。腹筋はもちろんシックスパックで、逞しいその身体には所々に傷がある。
そんな家康。
お互いが、鉢合わせたその一瞬で、目に入ってきたお互いの見た目の情報。
そしてすぐに
「きゃあぁぁぁーーー!!!!!!///」
陽菜の悲鳴が、家中に響き渡る。