第2章 〜 再会、新しい出会い 〜
✾ 山口side ✾
久しぶりに会っただけでも嬉しいのに、覚えててくれた…
白崎 葵ちゃん…
俺の初恋の女の子…
思わず席に座ってる彼女を引き寄せて抱きしめた
葵「たーくん!?」
少し遅れて返事がくる。
驚いているのだろう
後ろからクラスの人たちのザワつく声が聞こえる。
けど、もう少しだけ
ずっと会いたかったんだ
ずっとずっと大好きだった
今もそれは変わらない
葵「た、たーくん…痛い……」
無意識のうちに腕に力が入ってしまっていたのか彼女のその声でハッとして直ぐに離れる。
山口「あ、ご、ごめん!」
本当にふとした事で周りが見えなくなっちゃう癖直さないとダメだな…
そう少し反省していると…
月島「山口、そこまでにしなよ。 すごく見られてるから」
山口「ご、ごめんツッキー… 葵ちゃんもごめんね? すごく久しぶりに会えたから嬉しくて……」
一緒に投稿してきたツッキーこと月島 蛍にも、そう謝ると
葵「ううん、大丈夫…! 二人ともすごく大きくなったね! 全然わからなかったよ!」
とあの頃と変わらない元気な笑顔で言ってくれた
その笑顔を見てまた大きく胸が跳ねた。
あぁ、もうこの子は本当に……
どれだけ好きにならせてくれるんだろう………