第2章 〜 再会、新しい出会い 〜
✾ 葵side ✾
夏川君と話して本を読んでいるといきなり聞こえてきた私の名前を呼ぶ声。
誰?
そう思って声のした方を見ると、二人の背の高い男の子が立っていた
一人は金髪の眼鏡をかけた人。
もう一人は髪の毛をぴょこぴょこさせた人。
……ってあれ?
二人ともどこかで…
頭をフル回転させてみるもののなかなか思い出せなくで首を傾げる。
すると髪の毛をぴょこぴょこさせた人が少し悲しそな顔をした。
…こんなこと前にあったような……
??1『絶対に忘れないでね!』
??2『もし、悲しくなったらこれを見てボクたちのことを思い出してね…』
そう言って別れた二人の男の子…
葵『うん! 私のことも忘れないでね! 約束だよ!』
あっ……
わかったかも…………
葵「もしかして、“ けーちゃん ”と“ たーくん ”…?」
そう聞くと髪の毛をぴょこぴょこさせた“ たーくん ”と思われる人は嬉しそうに、
たーくん(?)「葵ちゃん!」
私の名前をまた呼んだ。
……と、思った瞬間目の前が真っ暗になった。
背中には彼のものと思われる暖かい腕。
もしかして、私今抱きしめられてる!?