第17章 甘え
迷いながら、私はゆっくり口を開けた。
「私は、カカシ君の保護者として三代目に任命されてたんだよ?中忍と言えど、カカシ君は七歳だしね。サクモ先生の事があったし、猿飛様はカカシ君を心配していたの。私は、あなたに顔色や身体の体調を確認して報告しなきゃいけない、って言ってたでしょ?」
「任務……ですか。」
「う"、あ……だけど、私は任務とはあんまり思わないぐらい楽しかったよ。だから気にしなくて良いの。またお金については今後考えていこう、ね?」
「任務と言えど、本当に嬉しかったです。お金は花奏さんは絶対受け取らないって分かってましたから、花奏のお父さんに託しました。すみません、これだけは受け取ってください。」
カカシ君はやはり引かないし譲らない。
「わかった。じゃあ、あのお金は将来に使おう?家とか、あ、子供とか、ね?」
私の提案にニコニコと笑ってくれた。
「ふふ、なんだか今から楽しみですね。」
「うん、じゃあ、そうしようね。」
「はい。わかりました」
私もニコニコと笑う。
その日、明日仕事だからと、
私達は、ベッドで早めに眠りについた。