第20章 番外編 二十六歳の休日
「カカシ君……、一緒に家事手伝ってよ?」
「はいはい、了解。全部してあげるから、ね?抱かせて?」
「……はぁー……わかったよ。じゃあ、
しちゃおっか?好きだよ、カカシ君」
「うん、オレも。」
彼が柔らかく微笑み、気持ち良いキスから始まれば私もスイッチが入る。
「好き……、好きだよ、花奏さん……!」
「カカシ君……、ん……」
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その後、幾度となく絶頂を迎え、身体が鉛のように重く、ぐったりしたのは言うまでもない。息荒れ、汗が滴り落ち、全身を使って呼吸をしながらカカシ君に御礼を言う。
太ももには、愛しい旦那様の体液が、子宮の中は満杯だ。もう中には入りきらない……、そう訴えるように、音と共に漏らし垂らしていた。
「あ、ありがとう、ございます……、も、もう、大丈夫です……」
「ふ、何で敬語なのよ、良かった?」
動かない私を愛しそうに肌に触れたがる旦那様は、まだやりたいらしい。
「んーー、もう一回したいけど花奏さん、お疲れだし、続きは夜だね。」
「……っ!!!……えぇ??」
目と口だけを拒否しても意味がない。
「いっぱい感じてよ、オレの身体」
「あ、……え?……今日まだやるの?」
「当たり前でしょ。こんな幸せな事ないよ」
悪魔の囁きが耳に届き、本日の営みは閉店だと思っていたが、そう甘くはなかった。
その夜も、意識が朦朧とするほどの愛を頂き、若い精力が有り余るカカシ君に溺れ続けることになる。
数ヶ月後、私のお腹の中に可愛い赤ちゃんが宿り、それを子供のように喜ぶカカシ君に、私は目を細ませていた。