第14章 初夜
「え!…い、いきなり、どうしたの!?ええ!?」
「早く!!言って!今!ホラ!花奏さん!聞いてる?!今すぐ答えて!!」
「う、う、うん!わ…わかったから!わかった!!良いよ!結婚しよ!」
「本当だね!!??絶対?!!」
何度もユサユサ揺さぶられて、私もいつの間にか、大きな声で叫ぶようにプロポーズをしていた。
「絶対!!!私と結婚して!カカシ君!!だから落ち着いてぇー!!」
その声に一瞬言葉が消え、
次の瞬間、カカシ君が叫びはしゃぎ出す。
「っしゃ…!!!!」
拳を瞬時に握りしめ、カカシ君が子どものように喜びを爆発させている。
「っしゃ!!マジかよ!オレ凄いな!」
「カカシ君…お、落ち着いて…」
「花奏さんと結婚!やっべ!マジかよ!あーーー!すっげ!最高!!!花奏さん、好きだよ!可愛いーーー!あーー…興奮するーーー!!!」
ギューーっとカカシ君に、いきなり抱きしめられ、あまりのテンションの違いに私はついていけず、ポカンと呆気に取られていた。