第13章 初めての気持ち
「…私も好きだよ…、カカシ君。」
誰もいないリビングで、
クッションに顔を埋め、愛を呟いた。
ジャー……
彼の身体や頭を洗う音がする。
ーーカカシ君としちゃうんだ。
出来るかわかんないな、痛いよね、入るのかな…。
歯磨き済ませた、バッチリ…下着も新調した可愛い上下セット…ムダ毛処理、危なかった、さっき急いでやった。
私は彼を見ていると、優しい気持ちになる。安心する。触れたくなる。
私の大好きなカカシ君。
ーーやっぱり、やっぱり…
カカシ君じゃないと、私はダメらしい。
私はゆっくりクッションを横に
置いてソファから離れた。