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【NARUTO】いちばん近くて遠いひと

第12章 場所


「去年、花奏さんの誕生日、ネックレスつけてあげた時、うなじ見ちゃって、オレ思わず興奮しちゃった。ごめんね?」

「……………は?」

顔が赤くなり、バッ!と、うなじを触った。というか見えない。カカシ君が言う、簡単に見える二の腕をみて声を失う。


「な、な、な!!!」
「際どい場所のホクロって本当エロいよね、見つけた時ビックリしたよ。」

「ヘンタイ!ヘンタイ!!」

「うわ、ひどっ…。見られても全然平気だって花奏さんが言ってたでしょ?ねー、だから一緒に入ろ?オレは平気だから、気にしないよ。大好きな人とお風呂入りたい。」

「何考えてるのよ!無理!絶対無理!」

「花奏さんのエロいホクロがまた見たいな、ね?入ろ、ダメ?」

内腿をツーっとなぞられ、
さらにゾクゾクッ!と反応する。

「ダメ!!絶対無理、本当に…無理!!」

詰め寄られてパニックになるぐらい焦っていたら、クスクス笑ってそのままギュッと抱きしめられ、唇を軽く合わせた。

「……んっ……」

「いってらっしゃい。花奏さん。」

吹き出して笑うカカシ君は、心拍数が上がる私に満足したのか、ソファへ戻っていった。

「あーもう!入ってくる!」

バン!と音を立てて締めて急いで脱いでクレンジングで顔を洗おうとした瞬間、顔から火が出そうなぐらい照れてしまう。

鏡にわたしの身体が映る。

左胸の鎖骨部分に、小さなホクロがあった。

いつもは気にも止めないホクロの場所。

カカシ君に指で指摘され、その存在が、一気に恥ずかしくなる。

もう、彼の前で私は平常心でいられない


風呂の中で何回も、何回も、声を荒げ出していた。

「…カカシ君…やめてー……本当…」
ブクブクと湯船で呟いていた。

ホクロの位置を、完璧に指摘され、私は顔が真っ赤になり、私は火照る身体を一生懸冷まそうとしていた。


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