• テキストサイズ

【NARUTO】いちばん近くて遠いひと

第9章 十四歳


「オレの為に、待っててくれたんですよね、嬉しかったです。ありがとうございます。」

二っと間近で見つめられて笑われ、一気にカーーーっと火照り出す。

「カ、カカシ君が笑った!!」

「え?オレだって笑いますよ、何を言ってるんですか!」

「っ、不意打ちのキスは止めてよ、ドキドキするから!さぁ食べよ!いただきます!」

真っ赤になってバクバク心臓を言わせながら、食べ始めたが、カカシ君はクスクス肩を震わせて笑っている。

小さい頃と立場が逆の事に気づき、更に悔しがれば、もっと笑われてしまう。

「カカシ君美味しい?」

「美味しいです。ふふ、照れた花奏さんって本当に可愛い。やっぱり好きは変わらないんですね。」

またまた、そんな直球な告白をしてくるカカシ君に、ボッと湯気が出そうなくらい、顔をさらに真っ赤にしてまう。彼を直視出来ずに料理をずっと見ながら食べている。

余裕が一切無い私を、カカシ君は面白がるように目線を合わせてくるから、もう恥ずかしくて仕方なかった。

「大人をからかうのは止めて!」
「今までの仕返しです。」
「意地悪!」

私は顔を真っ赤にして恥ずかしかったけど、カカシ君が笑ってくれていたことが凄く嬉しかった。
/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp