第5章 十二歳
食べ終わり、片付け、のんびりとソファで二人で腰掛けていた。
「カカシ隊長かー、カカシ上忍かー、ふふふ、面白ーい!」
「やっと追いつきましたね。オレは上忍として花奏さんと肩を並べて任務に付けますね。」
ふふんと満足そうに見つめるカカシ君。
いやー相変わらず憎らしいに拍車をかける。
「本当だね、いやーカカシ君は天才だと思ってたけど、やっぱり天才だったね。凄いよ、私は十七歳で上忍だからねー。」
「オレは、もう子供じゃないですからね。」
「わかってるよ!いやー、凄いなー。」
「全然わかってない。」
少し低い声で言われて、ビクっとなって彼を見たら凄く真剣な眼差しを私に向けていた事に気付いた。