第11章 外出禁止令
そうは言っても抗えぬ衝動というのもある。
彼女を買ったとき然り。
そして、補習という名ばかりのその行為。
確かに身体の反応が良くなると、頭の回転も早くなるというのをどこかで昔聞いたことはあった。
ただ、合理性よりも上回る自身のよくわからない欲求を叶える為でもあった。
「ぁあ…、すき、すきぃ…」
の真っ直ぐなこの言葉が、たまに聞きたくなる。
その口は、行為中は常に好きだと言ってくる。
その想いに答えてやることは当分出来そうにはないが、それが無性に嬉しくもある自分がいる。
「さっきの、覚えたか?」
「…っ、あ、だいじょ、ぶ…っ、んぅ…!」
向き合って座る体勢から一旦自身を抜き、指に変えた。
「ふぁ、ひど、ああっ…!」
「一問間違えている」
「…やぁん…、つぎ、なおす、からあっ!」
柔らかくナカの弱いところを刺激してやるが、さっきまでの激しさを染み込ませた身体では足りるはずもない。
「んんん!やだ、やだぁっ!」
「ここ、何間違えたかわかるか?」
「ぁ、はぅ…っ、むり…っ」
「終わらせるぞ?」
「だめ、だめ、です…、んっ」
顔を赤らめ、悶えながらその指先はテキストを取る。
腰がもぞもぞと物欲しそうに動いている。
「あっ、ここ…!」
「良く出来ました」