第52章 【番外編】実験台
一際大きく仰け反ると白い肌が赤く色づく。
苦しそうに腫れた肉芽を指の腹で押し潰し、限界の来たこちらも激しくまた律動した。
「いやぁああああっ…!!!!!
いっしょに、さわっちゃ、らめ、らめぇ…っ、おかしくっあっ、なっちゃ、あっうっ、ひぁぁぁ!!!!!」
「…っ!」
避妊具越しに吐き出すと、それすらも良いのか、身震いしてまた水の音が激しくなる。
自身を引き抜くと透明な水が溢れて流れていく。
拘束具を外してやり、痕の残った肌を触る。
それにしても、微弱電流とはそういうものだったのかと。
後日サポート科に道具を返却しに行くと、間違えて捕縛用ではなく、自白用を渡していたとのことだった。
ああ、通りで…と呟くと、使う相手は大丈夫だったかと不安そうに聞かれる。
そういえば、あの日からなかなか顔を合わせてくれなくなった。