第11章 外出禁止令
再び猛ったモノを最奥まで捩じ込み、揺さぶるように持ち上げては落とす。
「んゃあっ!!あっ!あっ…!」
胸に顔を埋め、くぐもった悲鳴が部屋に反響する。
卑猥な水音も相まって、本来こんなことはあってはならないはずなのに、それは当たり前の現実のようだった。
「あっ…、あう、せんせ…すき、すき…っ!」
「ああ」
癖と言うよりも、それはただ出てきてしまう言葉なのかもしれない。
それでも、幸せそうにそう言って貰えるのは、ありがたい。
衝動買いしてしまったこちらの心も救われるようだ。
「ふぁ、ぁっ、も…、きちゃう…ああっ」
「イけ」
「ぁあぁ…っ!せんせっ、あっ、すきぃ…っ、ん…、やぁあっ!!」
未完成な身体では、すぐに疲れてしまう。
同時に果てることの出来ないもどかしさが、やはりどこかにはある。
力なくぐったりとした彼女をシーツに下ろし、熱くなった体内を落ち着かせる。
ソレ用途でもしも造られたならば、あまりにも脆すぎる。
恐らく足りてない何かがあるのかもしれない。
汗ばんだ額を撫でながら、今一度、この状況の進展を、願うより他ならなかった。