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【ヒロアカ】コスミックロジカル【裏】

第9章 きもちわるい


先生には、生徒たちには次の家が決まるまでここにいることになった孤児、という設定なのでブレないように、とだけ釘を刺された。
好きに交流していいとは聞いていたけど、皆私と違ってハイレベルだったから、お話しするのすらおこがましいという気持ちだった。
「よし!やるぞー!」
と気持ち新たに机のワークに向かった。
「頑張ってるな」
「にゃうっ!??」
背後からいきなり声がして、飛び上がるくらいびっくりした。

「せんせ!?」
「静かにしろといつも言ってるだろ」
「…っ!」
慌てて自分の口を塞ぐけど意味のないことこの上ない。
「次は気を付けろ」
「は、はい…」
それで、と先生はベッドから立ち上がると、用件を言い始める。
「のいた研究施設を一つ見つけたが、まだ確信がない。
一つ聞きたいことがある」
「…覚えてる、ことがあれば……」
「は、自分で命を絶った。
そこは間違いないか?」
「………」
やっぱり、バレてる。
隠す必要なんてない。
なんとなく、言うタイミングを失っていままで来てしまっただけ。
「はい」
首に指を這わせて、そう答えた。
「もしかしたら、の話だ。
そういった自殺死体を集めている研究所がある、という情報がきた」
「…っ!」
推測でしかない、とは言ったものの、私には、少しだけ心当たりがある。
真っ暗な部屋で沢山いたあの人達。
「私…、やっぱり、一回死んでるんですよね…?」
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