第36章 【番外編】恋人ごっこ4
あまりにも顔を見られたくなくて、近くの枕で必死に隠す。
「見せろ」
「だ、ダメです…、ほんとに……」
枕を剥がされて、ぽいっと投げられる。
無防備になった私が晒されて、恥ずかしくて死にたくなる。
困って固まっていると、一気に下から突き上げられるように挿入れられて、悲鳴にも声にもならないものが込み上げた。
「っ!!!」
コツコツとお腹の奥に当たって、ずきんと痛いはずなのに、どんどんそれが欲しくなる。
「…っ、あ、ん…!」
目の前の先生の服を噛んで、なんとか波が来るのと声を抑えようのした。
それでもどんどん激しくなる楔に、息すら忘れてしまう。
「はぁ、はっ、く、ぁっ…!」
私の弱い芽を、綺麗な冷たい指が触れる。
「んやぁっ…!!」
「声、抑えんな…」
「んっ!でも…っ!」
「聞かせてくれ」
「あうっ、せんせ、ずるいっ、んんっ、あっ!」
先生の掠れた低い声が、耳元で囁く。
それだけで、波がますます大きくなる。
奥の入り口に宛がわれて、ゆっくりとソレが擦られる。
「あっあっ、あぁぁっ…!!!」
高いところから急に突き落とされるような、ふわふわとした一瞬だった。
あまりにも深くて怖くて、先生の身体にしがみつく。
「ひぁっあっ、あっ…!!!!!」
「もっと、イけ…」
「やだぁっ!ぁ、だめ、だめっ…!!!」