第34章 【番外編】恋人ごっこ2
コツコツとまたナカでノックされるのがわかる。
「ひぐうっ……!!」
「我慢しろ」
「あっ!だっ、いま、…っ!!」
「こっちはまだだ」
そのまま抱えられ、いつものように先生の下にされ、串刺しになってしまいそうなほどの行為を受け止める。
それは勿論気持ちよくて、死んでしまいそうで、真ん中からぽたぽたと垂れる私の熱がそれをよく表している。
「いやぁぁあっ!あっ、すごい、すごいのぉっ…!!」
もう何回目かわからない波を迎える。
先生の長い髪を指に絡めてしまう。
「はぁ、はっ、あっ!も、もうっやぁあっ…!!」
あまりの連続したソレは、たまに怖くなる。
戻ってこれなくなるような、おかしくなりそうな、そんな感覚。
「せんせ、せんせぃっ!ああっ!」
「イくぞ…っ」
低い綺麗な声が掠れて、私のお腹の奥がきゅっと熱くなる。
薄目から見上げたその顔はどこか苦しそうで。
でもそれが凄く、なんでか嬉しくて。
ちょっとだけ泣きそうになるのを耐えながら、身体に熱いものがかけられていくのを感じた。