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僕らの性奴隷【 BTS 】

第1章 はじまり


計画って何?


「彼を落としたら秘密を聞きだすわ」

「もしかして秘薬のこと?」


秘薬の事、何で知ってるんだ……

この家に代々伝わる物を


「そ!この家の何処かに隠してるの」

「なるほど、それを聞き出すのね!」

「テヒョンの事、好きじゃなかったの?」

「全然!あれは取り入る為の演技よ。」

「でも、秘薬って何に使うの?」

「貴女たち知らないの?」

「知らないわ」

「私もよ」

「秘密だからね?……人魚の血よ」


何で、どうして、その為に気のある振りを?


「血!?」

「静かに!お父様との秘密なんだから」

「でも、人魚なんているの?」

「いるらしいわよ。」

「血で効果なんてあるのかしら…」

「お父様が言うには、若さを保てるらしいの
ふろうふし?って言っていたわ」

「永遠の若さっていいわよねぇ」


どこまで知っているのか聞きだす為に
黙って身を縮めさせて隠れていたけど
心をボロボロにするのには十分すぎた。


「あら、こんな時間…戻らなきゃ」

「ちゃんと落とさないとね」


隠れていた俺には気付かず大広間へと
女の子たちは向かって行った。

キャハハと高らかに笑う女の子たちの声が
今は、とてつもなくイライラする。


そして、音を立てて崩れた俺の初恋は
無残にも儚く散っていった


俺は恋を諦めたんだ。

___________________

千年も前の話。

僕らの先祖は、ある人魚に恋をした。

報われない恋の行き着く先を知った
人魚がある交換条件を出した。

「私の血を飲んでくれるなら
ずっと、貴方と一緒に生きられる」

先祖は人魚から血を貰い、懐に入れた



昔から人魚は化け物として知られ
恐れる者は多い。しかし、人魚は珍しく

その「肉」を食べれば「不死身」になり
その「血」を飲めば「永遠の若さ」を
その「涙」は真珠に変わり「億万長者」
となれる。
その情報は誠かは分からないが
信じる者も多く、また狙う者も多い。



それからも2人は会っていたが
悪い盗賊が人魚がいるという情報を
嗅ぎつけて2人を襲ってきた

しかし、人魚は先祖を守り____死んだ



先祖は酷い悲しみに打ちひしがれていた。
そして唯一、人魚から貰った血を死ぬまで
大切にして受け継いできた。

それが、秘薬。

またの名を「人魚の血」

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