第1章 はじまり
そこには光の屈折で髪がキラキラと輝き
まるで絵画の如く美しい裸体の女の子がいた
ジミン「え!!(裸っ!!!!)」
ジン「あ……(言うの忘れてた)」
『(また裸を見られちゃいました…)』
ジン「ごめんね!ちゃん!
遅くなって…これ、着てみて」
はい、とジンは右手で服を渡しながら器用に
左手で目を覆い隠す様にしているが指の隙間
からの裸体を少し、少しだけ見ていた
ジミンはというと………
真っ赤になった顔を両手で隠しながら
その場でしゃがみこんでいた。
それも分かりやすく耳も真っ赤なのだが首まで赤かった
ジン「(ジミン、少し大人になったな…
ヒョンは嬉しいよ……!)」
そんなジミンを見ながらジンは何かニヤつき
ながら何かを考えているようだった
ジン「ちゃんに服を着せてあげたら?」
そして思い付いた様に人差し指を立てて
キラキラとした笑顔でそう言った
ジミン「え!?、でも……」
ジン「まぁ、後は宜しくね!少し急ぐから…」
じゃ!っと言いながら、ジンは左手をひらりと
振りながら立ち去って行ってしまった
ジミン「……ここじゃダメだから、部屋に来て」
『(はい!)』
ジミンは羽織っている大きめのトレンチコートを
脱いで、に羽織らせた。
ジミンに感謝の気持ちを述べるかのように
はニコニコと笑顔だった。
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ガチャ…
ジミン「ここが僕の部屋だよ。」
連れてこられた部屋は広々としていて
薄く淡いピンクの壁紙と白がベースのロココ調の家具で統一されており、豪華なベッドとクリスタルのロイヤルピアノが良く映えていた
目をキラキラと輝かせながら豪華な部屋全体を見渡す
ジミン「……気に入った?」
は、ふわりと微笑み首を縦に振った
ジミン「なら、良かった。」
照れ隠しの癖なのだろか、ジミンは口元を片手で覆った