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僕らの性奴隷【 BTS 】

第1章 はじまり


が頷くとユンギは部屋から
出て行ってしまった

ドアの方を見つめ、明日も王子様に
会えるのかと思うと嬉しくて堪らなかった

安心したのか、瞼が次第に重くなり
気付けば自然と眠っていた


___________________


○*◦.ユンギside.°◦*○


前まではピアノを弾くことが日課だった
でも最近の日課は、朝に浜辺を散歩する事


理由は誰が聞いても笑うかも知れないが
また綺麗な歌声が聞けるような気がして…

あわよくば、歌うその姿に会えないかと
浜辺を散歩しに来ている。



船が嵐に襲われた日、俺は溺れた筈だった
途切れゆく意識の中で今でも鮮明に
覚えている。あの美しい人魚……


ピンクと紫の綺麗なグラデーションの尾鰭と
黒い艶やかな髪、吸い込まれそうな瞳

一瞬で目を奪われた




まさか、あの時に見た人魚と瓜二つの顔と
出会えるなんて知る由もなかった



執事「ユンギ様、今日も日課の散歩ですか?」

ユンギ「あぁ…行ってくる」

執事「お気を付けて」



城から徒歩15分くらいの場所にある
浜辺に向かっていた


ユンギ「(…今日もいないか…)」


朝日が顔を出し「おはよう」と告げる

波の音が心地いい。
誰にも邪魔されない自分だけの景色



?『ぅ………う…』


ユンギ「?(あっちからか……)」


声のする方へ足を進めると
見知らぬ人が倒れていた


ユンギ「(顔は見えねぇな…)」


近くまで行くと、やっと見えたその顔は


ユンギ「……!?」


自分が何度も会いたいと願った人魚に
そっくりだった


取り敢えず助けないといけないと思い
ジャケットを被せて、膝の裏と首の後ろ
に手を回し持ち上げた



歩いて城まで帰ると心配した執事が
入り口で待っていてくれた


執事「!…その方は?」

ユンギ「倒れていた。助けてやれ」

執事「かしこまりました。」

ユンギ「手当てが終われば俺の部屋に運べ」

執事「はい。では、後ほど…」


手際の良い執事は手当てするよう
他の者にも指示を出していた


あいつが持っていた硝子の瓶は
いったい何だったのだろうか…


俺が触れてしまえば、その瓶は
泡となり消えてしまった。


朝から不思議な現象を目の前にしても
嬉しくて舞い上がり、驚きはしなかった



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