第12章 HERO!!!!!
オールマイト『私は世の中の為に……
ここにいるべきじゃないんだナイトアイ』
サー『このままいけば
あなたは敵と対峙し言い表せようもない程
…凄惨な死を迎える!!』
オールマイト「私の未来を巡り対立…
そのままケンカ別れた。根津校長は
通形少年を私に薦めたが
彼と出会う前に私は君と出会ってしまった。」
過去の全てを話したオールマイトはまた
走り出した。緑谷はその真実に耳を疑った
オールマイトが死ぬ…?
前を見つめたまま、オールマイトは
言いたくなかったんだ
君は私のファンだから。
緑谷「オールマイトが…死んじゃう…」
突きつけられる
これまでにも予感はあった
なんとなく…漠然と感じていた気もする
そりゃ人はいつか亡くなるよ
でもさ、
本人の口からこうもハッキリと言われると
現実として突きつけられる
緑谷「死ぬ……」
オールマイト
「君と出会い力の譲渡を決めた事
ナイトアイにも報告したんだ。
けれども、そこでも対立し
彼との溝は益々深まる結果となった」
サー『無個性の中学生だと?!
何を考えている?!
平和の象徴が務まるわけが無い!』
オールマイト
『人を救たけられる人間になりたがっている』
サー
『志だけでは務まらない!!!
相応しい人間なら
他にもいくらでもいるだろう!!!』
オールマイト
『確かにいくらでもいるだろうね…
だが無個性の中学生だって…
ふさわしい人間だ。』
オールマイト
「馬鹿げてると一蹴し彼は…
真にふさわしいと思う後継者候補を…
通形少年を育成し始めたんだ。」
緑谷「待ってください!
それより…
待って!オールマイト」
緑谷の声に答えるように
オールマイトは足を止めた