第12章 HERO!!!!!
緑谷「ナイトアイの予知は
いつの話なんですか?!
予知はもう変えられないんですか?!」
オールマイト
「6〜7年後だって
遠い未来程、時間に時差が生じるらしい
予知で見た光景を
変えられたことはないそうだ。」
緑谷「6~7って…
じゃあ…!今年か来年じゃないか…!
嘘でしょ…!?そんな……!
嫌だよオールマイト生きてよ
覚えてますか…約束…!
《僕が来た》って言うところ
生きて見ててよオールマイト!」
オールマイト
「予知を聞いて…割とすんなり
受け入れたんだ。
終わり(ゴール)が見えたのなら
そこまでひた走ろうって」
緑谷「そんな…」
オールマイト
「神野でオールフォーワンと戦った時
ここがゴール(終わり)なんだと思ったんだ…
でも君がいた」
振り向いたオールマイトの表情に
緑谷は胸と喉を締め付けられる感情に陥った
オールマイト
「君が…
小心者で無個性だった君が私に…
応えてくれる日々が!
その日々が私に生きろと囁いてくれた
今更足掻くよ!君が変えてくれた!!
私は生きる!」
強く腕を前に突きだし
マッスルフォームになると
オールマイト
「運命などこの腕で
好きな形にねじ曲げてやるさ!!!」
強く力強い声は安心感を与えてくれる
緑谷はオールマイトの意志を聞いて
目に溜めた涙を零し真っ直ぐな目で
オールマイトに向けて拳を突き出し
緑谷「やだよオールマイト
絶対に…僕…っ
あなたに何があっても
僕も一緒にねじ曲げます!!」
君の優しさには参ったよ。緑谷少年…
オールマイトは
緑谷の突き出した拳に自分の拳を
コツんと当てて
手を煩わせないよう頑張るよっと笑った
緑谷「ア、マテヨ」
ハッと何かに気付いたように話し出す
緑谷
「ナイトアイにもういっかい
予知見てもらえばいい!
仲直りして未来が変わってた後なのか
どうかみてもらいましょう!」
オールマイト
「それは都合が良すぎるだろうよ」
緑谷「死活問題です!僕掛け合ってみます!」
オールマイト「待って少年
ナイトアイの気持ち考えてみて」
オールマイトの秘密を教えて貰っていた頃
事態はじわじわと膨張していた。