第12章 HERO!!!!!
治崎「実は最近エリについて悩んでまして
何を言っても反抗ばかりで」
緑谷「子育て…ですか 大変ですね…」(虐待?)
エリと呼ばれる少女を抱き抱えたまま
緑谷が尋ねた
治崎「ええ難解ですよ子供は
自分が何者かになる・なれると本気で思ってる」
治崎はそう言いながら両手にはめられた
手袋の片方を取る仕草を見せた
その時緑谷の手からエリと呼ばれる少女は
サッーと地崎の元へ向かった
緑谷「え……?!」
ぺった ぺった
ぺった ペッタ…………
治崎「なんだ…もう駄々は済んだのか?」
少女は地崎の問いかけにコクリと頷いた
緑谷「あの…エリ?ちゃん…?」
治崎「いつもこうなんです
すみません悩みまで聞いてもらって
ご迷惑お掛けしました
ではお仕事頑張って────」
治崎は少女の手を取り
暗い路地裏の奥に飲み込まれていった
緑谷「まって…!なんで………」
追いかけようとする緑谷をミリオが制した
ミリオ「追わないよ
気づかなかったかい 殺意を見せつけて
あの子を釣り寄せた。深追いすれば余計
捉えづらくなるサーの指示に仰ごう」
治崎(オーバーホール)
「最近の若者は一段と病んでるな
クロノ風呂の用意をしろ」
何処かの地下室の廊下を足速に歩く治崎
クロノと呼ばれる男に少女を託し
す…すみません若頭!!!
ちょっと目を離した隙にそのガキが
逃走しやがって…
廊下の途中 言い訳をする
少女の監視役の下っ端が治崎の手によって
一瞬で姿かたちを無くし壁に血が塗られた
治崎「掃除もだ」
クロノ「へい」
プシューと重たい金属のとびらが開く
治崎「壊理(えり)……わがままはもうよせ
お前は計画の"核"なんだ
頼むからもうオレの手を汚させないでくれ」
ミミック【オーバーホール電話】
治崎「誰からだ」
ミミック【敵連合死柄木からだ
この前の返事効かせてやる…と】