第11章 HERO!!!!
サー「今よりも強くなるため
私の下で郊外活動がしたいと」
緑谷「はい!お願いします!」
サー「学校の契約書」
緑谷「持ってきてます!」
サー「話を遮る喋りはしない事
そのプリントにこの印鑑を押せば
契約成立となる」
緑谷「はい!」
サー「まだ授業の多い1年生であれば
公欠も増える クラスの皆とも一律には歩めん」
緑谷「皆と歩みを合わせていれば
トップにはなれない…!」
サー「貴様がここで働くメリットは承知した
だが私が貴様を雇用するメリットは?
サイドキック2名
インターン生1名
滞りないこの事務所に
貴様を入れて何の旨味があるんだ?
社会に対し自分はどう貢献できるのか
他社に対して自分がどう有益であるか
認めてもらうためには
それを示さねばならない
オールマイトはパワーとユーモアを
用いて示した
犯罪に怯える人々に希望を与えた
だから人々は彼を受け入れた。」
緑谷「僕が……社会にどう役立てるのか…」
サー「貴様が我社にどう利益になるのか
言葉でなく行動で示してみるといい
3分。
3分以内に私から印鑑を奪ってみよ。
私の下で郊外活動をしたいのなら
貴様が自分で判を押せ」
緑谷はその言葉に絶句した
実技試験のようなものだ。
ミリオとバブルガールは
ナイトアイに退出を命じられ部屋から出ていった。
バブルガール
「ミリオくんは実技面接なんてしたっけ?」
ミリオ
「僕はサーからの推薦なんでしてないですよね」
バブルガール「気に入られてんだよねー!
全くも────あたしゃウラヤマですよ!ウラヤマ!」
ミリオ「タハ────」
しかし緑谷くんマズイよね…
こいつはお先ダークネスだぞ……
サーの"個性"を相手にその条件を
達成するのはほぼ不可能だ…!!!