第11章 HERO!!!!
オールマイト
「で!どうだろうか緑谷少年は」
ミリオ「君はどんなヒーローになりなたい?」
緑谷(どういう…
『超かっこいいヒーローさ僕もなれるかなあ』
口に出すと整理できたりってよくある)
緑谷
「どんなに困ってる人でも笑顔で────…」
色々経験してきた
すればする程にいかに
難しい道なのかがわかった
だから強くならなきゃいけない
緑谷「誰にも心配させることのないくらい
必ず勝って 必ず救ける 最高のヒーロー…です」
ミリオ「めちゃくちゃな目標だね
断る理由ないしいいよ!」
そして週末
電車で1時間
ミリオ「ここがサーの事務所だよね」
緑谷「おォ…」
ミリオ「おいおい角張るなよ!
良くないぜ!言いそびれてたけど
サーはとても厳しいんだよね」
緑谷「存じております
自分にも他人にも厳しく
ストイックな仕事が有名なヒーロー
モニターごしでもあの鋭い眼差し
ゾワッとします。」
ミリオ「それもだけどね…
サーにはメディアとは違う
もう一つの顔がある
これからサーと会って話しおわるまでに
必ず1回サーを笑わせるんだ」
緑谷「へ?」
ミリオ「君を使うかはサーが決める
ここからは一人でサーに認めてもらうしかない」
緑谷「会ったばかりなのに
先輩さなんで良くしてくれるんですか?」
ミリオ「別に良くしてる気もないけどね
困ってる人がいたら
お節介妬いちゃうのは
ヒーローの基本だろ?
強くなりたいなら己で拓け!!!」
サーナイトアイ事務所!!!
一体どんな────…!
ミリオ「昨日お伝えした1年生連れてきました!」
扉を開けて見た世界
手脚を拘束され擽られてる女の人と
それをみるサー
サー「全く大きな声出るじゃないか」
バブルガール「やめて────
許して下さいヒャャヒャャ」
緑谷「一体何が!?」
ミリオ「サイドキックのバブルガール
ユーモアが足りなかったようだね…!!」
緑谷「うっ…おォ!」
生の迫力────!
門前払いされたくないのなら…
強くなりたい!自分のわがままでここまで
導いてもらったんだ!
ここからは僕自身が拓くんだ
ユーモアだって……!?
やってやるさ!!!
No.1ヒーローになる為に!!
緑谷「緑谷出久です!」
くわっ!と顔に力を込めて
オールマイトの顔真似をして挨拶した