第11章 HERO!!!!
ミリオ「ギリギリちんちん見えないよう
努力はしたんだけどね!
すみませんね女性陣!
とまァ────こんな感じなんだよね!
俺の"個性"強かった?」
その質問にみんな食い気味に
強かったと答えた
芦戸「轟みたいなハイブリッドですか?!」
ミリオ「いや一つ!
「透過」なんだよね!
君たちがワープと言うあの移動は
推察された通りその応用さ!」
緑谷「どういう原理でワープを…?!」
ミリオ「全身"個性"発動すると俺の体は
あらゆるものをしますり抜ける!
あらゆる!すなわち地面もさ!」
麗日「あっ……じゃああれ…
落っこちてたってこと…?!」
ミリオ「そう!地中に落ちる!!
そして落下中に"個性"を解除すると
不思議なことが起きる
質量のあるモノが重なり合うことは
出来ないらしく弾かれてしまうんだよね
つまり俺は瞬時に地上へ
弾き出されてるのさ!これが原理
角度を調整して弾かれ先を狙う事ができる!」
芦戸「………?ゲームのバクみたい」
梅雨「自由に瞬時に動けるのね…
やっぱりとっても強い"個性"だわ」
ミリオ「いいや、強い"個性"にしたんだよね
発動中は肺が酸素を取り込めない
吸っても透過しているからね
あらゆるものがすり抜ける
それは何も感じることができず
落下の感覚だけがある…ということなんだ」
上鳴「急いでる時ほどミスるな俺…」
ミリオ「そう案の定俺は遅れた!!!
ビリけつまであっという間に落っこちた
服も落ちた
この"個性"で上に行くには遅れだけは
とっちゃダメだった!
なにより「予測」が必要だった
そしてその予測は可能にするのは
経験!経験測から予測を立てる!
長くなったけどこれが
手合わせの理由!
言葉よりも"経験"で伝えたかった!
インターンにおいて 我々はお客ではなく
1人のサイドキック!同列として扱われる
それはとても恐ろしいよ
時には人の死にも立ち合う…!
けれど恐い思いも辛い思いも全てが
学校じゃ手に入らない1線級の"経験"
インターンで得た経験を力に変えて
トップを掴んだ!
ので!恐くてもやるべきだと思うよ1年生!」
上鳴「お客か…確かに職場体験は
そんな感じだったな…」
耳郎「危ないことは
させないようにしてた」