第11章 HERO!!!!

ミリオ「甘いね！」
攻撃をスルスルと避けて…通り抜けていく

切島「どんなチート個性だよ！」

天喰（ミリオの"個性"は決して
羨まれるものじゃない
違う…ひがむべきは
"技術"だよ。
それに気付けないままでは
半人前止まりだ…）

スカウトを経てあるヒーローの下で
インターンに励みミリオは培った…!!

相澤「おまえら いい機会だ
しっかりもんでもらえ その人…
通形ミリオは俺の知る限り
最もNO.1に近い男だ

プロも含めてな」

轟「一瞬で半数以上が…
NO.1に最も近い男…」

「行かないの？轟くん」
相澤「NO.1に興味がないわけじゃないだろう」

轟「俺仮免とってないんで…」
（（丸くなりやがって！））

遠距離攻撃方式を取っている生徒は
瞬きをしたうちに倒されていた

ミリオ「あとは近接主体ばかりだよね」

手も足も出せない1年A組
切島「すり抜けるだけでも強えのに
ワープとか…！それってもう……


無敵じゃないすか！」

ミリオ「よせやい！」

天喰（無敵か……

その一言で君らのレベルは推し量れる
例えば────
素人がプロの技術をみても
何がすごいのかすら分からぬように…

ミリオがしてきた努力を感じとれないなら
一矢報いることをさぞ）

緑谷「すりぬけの応用でワープしてるのか
ワープの応用ですり抜けているのか

どちらにしろ
直接攻撃されているんだから
こっちにも触れる時があるハズ
わかってる範囲から仮説を立てて
とにかく勝ち筋を探っていこう！」

ミリオ「探ってみなよ！」

まだ残りの近接主体めがけて走る
地面に身体が沈み姿をくらます

「「!!!沈んだ」」


緑谷の後ろに現れたミリオに
緑谷は予測していたかのように蹴りあげた

しかしミリの方が一枚上手だった、
みぞおちを狙い緑谷をダウンさせた

ミリオ「カウンターを画策するよね
ならば当然そいつを狩る訓練するさ！」

波動「通形さァ────
ねえねえ聞いて通形さー強くなったよね」

天喰「ミリオは昔から強かったよ────
ただ…────手加減を覚えた方がいい」

皆わけも分からず腹パンされただけに思えた

「さすが……根津校長が、
推薦するだけあるわ…」

相澤「…校長が？」

ハッと口を抑えて冷や汗をダラダラながす
乾いた笑い声で
気のせいですよと誤魔化すユキ