第11章 HERO!!!!
相澤「通称 ビッグ3の皆だ。」
ビッグ3と紹介された1人に緑谷は
驚きを隠せなかった。
ゴミ捨て場に現れた不思議な顔が
今目の前に完全体で現れたのだから。
「「雄英生のトップ……ビッグ3……!!!」」
緑谷(顔だけしか見えなかったから
わかんなかったけど…)
思い出した 去年テレビでみた体育祭で……
成績こそふるってないものの
妙なインパクトを残していた
隣の2人も確か上位にはいなかったと思うけど
雄英ビッグ3……か…
どんなヒーローなんだろう
相澤「じゃあ手短に自己紹介よろしいか?
天喰から」
天喰と呼ばれた男子生徒
名前を呼ばれた瞬間 目力が変わった
何かとうるさいこの1年A組を
一瞬で黙らせ かつ緊張さえ走らせた。
飯田(───一瞥だけでこの迫力!!!)
天喰「ダメだ…ミリオ…波動さん…
ジャガイモだと思って臨んでも…
頭部以外人間のままで依然人間にしか見えない
どうしたらいい 言葉が……出てこない」
飯田「?!」
天喰「頭が真っ白だ…辛いっ…!」
極度のあがり症のようだ。
目に力を入れたのは顔を
ジャガイモだと思わせるためだったらしい
カタカタと震える天喰と呼ばれるこの男
顔の迫力とは違いとても
繊細な心の持ち主のようだ
天喰「帰りたい………!」
ついには背を向け黒板に頭を預けた
そんな姿に疑問を持った尾白が
ヒーロー科のトップですよね…?と聞くと
隣にいた波動さんと呼ばれた女子生徒が答えた
波動「天喰くん!そう言うのノミの心臓って
言うんだって!ね!人間なのにね!不思議!
彼はノミの「天喰 環」それで私が「波動ねじれ」
今日は"校外活動"について
みんなにお話して欲しいと頼まれてきました
けどしかし
ねえねえところで君は何でマスクを?
風邪?オシャレ?」
話題を振られた障子は
質問に応えようと言葉を発した直後
波動は違う話題に移った
波動「あら、あとあなた轟くんだよね!?
ね!?何でそんな所を火傷したの?!」
轟「………?!それは────…」
またしても応えようとしても波動は
また次の話題に移る