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僕のヒーローアカデミア

第11章 HERO!!!!


少し昔の話をしてみようと思う

小学生の頃 私の周りには
誰も寄り付かなかった。

私も…仲間にいれて!

「え……どうしよ…」

「○○ちゃんやめとこーよ」

「そうだよユキちゃんと
関わったらダメだよ」

「ママにユキちゃんと
遊んじゃダメって言われてるもん」

え…まって…!

私の目の前には 走って逃げていく女の子達
取り残された女の子
生前母が言っていた。
"どんな時でも笑顔でいれば 自然と友達はできるから"
その言葉を胸に
精一杯の笑顔で元気いっぱいに放った言葉は
心無い言葉によって消えていった

いつもそうだった親が亡くなって…
お爺ちゃんに引き取られてから
私の周りの態度は手を裏返しように変わった
教師までもが腫れ物扱い
私はただ普通に暮らしていたかっただけなのに
中学生になっても その状況は変わらなかった

でもお爺ちゃんが憎いわけじゃない。
今まで生きてこれてるのは
お爺ちゃんのおかげなのだから
物心着く前から
私は"普通"とはかけ離れた
この世界で生きてきた。

派閥争いが耐えない世界
そんな世界は退屈を感じさせなかった
周りの身近な人達には
体に絵が描かれていて
顔や腕に傷が多い人相の悪い顔
でも そんな生活も嫌いじゃなかった

あまり記憶はないが 幼い頃
その派閥争いに巻き込まれ
誘拐された事があったと聞かされてきた
そのため、お爺ちゃんは私に護身用として
拳銃の扱いを身体に染み込ませた

中学生の頃には
もちろん ヒーロー目指している身で
拳銃など 使う場面などないと分かっていたが
お爺ちゃんの気持ちを汲み取り
私は黙って訓練を受け続けた


この世でたった一人残された
残してくれた私の家族…
悲しい顔は見たくない。

世間的に褒められた存在じゃなかった
一部の悪行によって、全てが疎まれる
みんなが皆 そんな人達じゃない。
そう言った所で世間は信じちゃくれない
分かっていたこと 言っても無意味な事

でも誰になんと言われようとも、

私は私の信じる人を信じたい。
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