第10章 HERO!!!
~朝〜
切島「先生がいねぇ!」
麗日「えぇ?!」
芦戸「ケンカして」
葉隠「謹慎〜~~?!!!」
馬鹿じゃん!と罵られながら
爆豪と緑谷は共有スペースを掃除する
飯田「よく謹慎で済んだものだ!
これからの始業式は君ら欠席だな!」
轟「爆豪 仮免の補習どうすんだ」
爆豪「うるせぇ…てめーには関係ねぇだろ」
皆が学校へと出ていった後
静かな部屋に掃除機の音だけが響いていた
緑谷「シュートスタイルさ…
どうだった…かな…」
新しく移行したスタイル。
気になっていた緑谷は爆豪に尋ねた
しばらくしても返答がなかったので
やっぱりダメか…と諦めかけていた
爆豪「予備動作がでけぇ
速度アップしてもギリギリ反応出来た」
分析して答えてくれた事に
少し驚ききつつも返答してくれたことが
嬉しかった。
緑谷「……そっか」
ダメな部分を言ってもらえて
そこを直して行こうと思った緑谷。
爆豪「パンチと合わせんのは
腹たった…」
緑谷「……そっか…!」
学校では始業式の為グラウンド集合だと
言うことで飯田が委員長を発揮させ素早く
グラウンドへ誘導していた
物間「聞いたよ────A組ィィ!」
上鳴「!」
物間「二名!!!そちら仮免落ちが二名も
出たんだってえぇぇ?!」
上鳴「B組物間!相変わらず
気が触れてやがる!」
切島「!……さてはまたオメーだけ落ちたな」
お腹を抱えて狂気じみた笑い声の物間は
切島の言葉に無表情になって
B組の方へ帰った
切島「いやどっちだよ…」
物間「こちとら全員合格
水があいたねA組」
轟「……悪ぃ……皆…」
切島「一方的に競われてるだけだから
気にやむなよ」
心操「オーイ後ろ詰まってんだけど」
飯田「すみません!」
心操「かっこ悪いとこ見せてくれるなよ」
常闇「心操」
瀬呂「あれ……なんかアイツ…
見ないうちに…ごつくなった気が…」
根津校長「やあ!
2年3年生の多くが取り組んでいる
"ヒーローインターン"もこれまで以上に
危機意識をもって考える必要がある
経営科も普通科もヒーロー科もサポート科も
皆社会の後継者である事を忘れないでくれたまえ」
それでは最後にいくつかの
注意事項を
生活指導ハウンド・ドッグ先生から────
ハウンド「寮のバウバウバウバウ!!!
慣れバウバウバウバウ!
アオ─────ン」