第10章 HERO!!!
暴れるネコの耳に教員しか持っているはずのない
イヤホンが装着されていた
相澤「…まさか…お前…」
ギョッとした顔をする相澤は
普段見れない表情でユキは
笑ってしまった。
相澤「とにかく待つぞ
オールマイトが行ってくれたからな」
(え、私の事は分かるんですか)
相澤「まァ普通に考えてユキなわけ
ないんだが、この青い目は見覚えがあるしな」
(さすが先生です!私ですアイズです!)
にゃー!にゃー!と顔を擦り付ける
相澤は表情を崩さなかったが
嬉しそうだった。
YES NO を紙に書いてもらい
相澤の質問に答えた
なんとなく事情も分かってもらえ
監視カメラからの情報も教えて貰い
2人の帰りを待っていたというわけだ。
緑谷と爆豪の膝の上に乗り
パンチを食らわすネコユキ
オールマイト「Nooo!
ユキちょっとこっちにおいで」
担任も副担も怖い顔して2人にガンを飛ばす
オールマイト「全く君たちは似てるんだから…」
(ちょっと!オールマイト離して!)
ギャンギャン暴れるユキをなだめようと
抱っこして頭を撫でるオールマイト
オールマイト「私に原因があるんだよ…!」
怪我している二人にようしゃなく捕縛をする
相澤にオールマイトがわって入る
相澤「原因?なんです」
オールマイト「爆豪少年は私の引退に負い目を
感じていたんだ…そのモヤモヤを抱えたまま
試験にのぞみ結果彼の劣等感が爆発した
メンタルケアを怠った大人の失態が
招いたケンカだったんだ。」
相澤「然るべき処罰は下します
先に手ェ出したのは?」
爆豪「俺」
緑谷「僕もけっこう…ガンガンと…」
相澤「爆豪は四日間 緑谷は三日間の寮内謹慎!
寮内の共有スペース清掃!
朝と晩+反省文の提出!」
「にゃ゛ーん!」
相澤「婆さんの"個性"は頼るな
勝手な傷は勝手に治せ!」
爆豪「…そのネコなんなんだよ」
緑谷「聞かないようにしてたのに…」
相澤「…お前らの副担の見失先生だ」
緑谷「…えぇ?!
なんでネコになっちゃったんですか?!」
相澤「コイツのこれが治る見込みが着いてない
当分コイツはお前らの寮には帰らないからな
以上!!!寝ろ!」