第10章 HERO!!!
どうしようもない気持ちを戦う事で
発散させたいだけかもしれない
そうだとしても勝手だと
一蹴する事は出来なかった
思えば歪だ。
幼稚園から小学校 中学 高校
本音を話し合ったことがない。
緑谷「サンドバッグに
なるつもりはないぞかっちゃん!」
取っ組み合いの喧嘩。
今まで本音で話し合った事がない幼馴染
相手の行動パターン…思考を考え
攻撃を交わす。
だかやはり以前より
確実に技術や動きに磨きがかかってる…
緑谷「当たり前だけど…強くなってる…」
爆豪「何笑ってんだあ!?
サンドバッグにはならねんじゃねえのかよ!」
緑谷「ならない!」
低姿勢で走り出す緑谷に また何か企んでやがなと
叫びながらしいに向けて攻撃をする
爆豪はスタンガンで目を眩まそうとしたが
緑谷は腕で目を守った
爆豪「そういうのが気色悪かったんだ!
どんだけぶっ叩いても張り付いてきやがって!
なにもねえ野郎だったくせに!
俯瞰したような目で!!!
見てきやがって!
まるで全部見下ろしてるような
本気で俺を追い抜いて行くつもりの
その態度が目障りなんだよ!!!」
初めて思ってたる事をぶつけた
小さい時から 今まで言わなかった本音を。
緑谷「…そんなふうに思ってたのか…
そりゃ普通は…バカにされ続けたら
関わりたくなくなると思うよ……
でも今まで言ってたように
何も無かったからこそ…
嫌な所と同じくらい
君の凄さが鮮烈だったんだよ!!
僕には持ってないものを
沢山もってた君は
オールマイトより身近な"凄い人"だったんだ!!
だから……ずっと……!」
助走をつけて
思いっきり
脚を蹴りあげた
感情が昂って
爆豪(さっきより数段速ぇ…!)
少しコントロールが乱れた
全身常時身体許容上限
もうずっとフルカウル状態は
5%の力を意思してた
自分の身体がどれだけ鍛えられたかなんて
案外自分じゃ気付かない
爆豪(間に合わね…ガード…)
全身常時身体許容上限8%
緑谷「君を……!追いかけていたんだ!」