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僕のヒーローアカデミア

第10章 HERO!!!


オール・フォー・ワン
【終わりがある事を知れば……
人は託す。みんながやっている事を
僕もしようとしてるだけさ】

《オールマイトあと3分程で》

オール・フォー・ワン
【世間は君の引退にかなり動揺したと思うんだが
様子はどうだ?】


《外の情報は遮断しています
軽率な発言はお控え願います……》

オールマイト「……だそうだ」

オール・フォー・ワン
【きっと…こうかなァ…

今頃メディアは君のいなくなった不安
そして新しいリーダー
エンデヴァーへの懸念が重なり
ヒーロー社会全体の団結を訴えている

弔達はしばらく潜伏を続けるんじゃないかな?
台頭する組織を見極める為に
どこも勢力を広げたいだろうから
敵同士の争いも頻発するだろうね

僕の描いたシナリオが正しく機能していれば
大体そんな流れになっているんじゃないかな

今後君は 人を救うことも叶わず
自身が増加する敵どもを指を咥え
眺める事しかできず
無力さに打ちひしがれながら
余生を過ごすと思うんだが……

教えてくれないか?どんな気分なんだ?】

怒りで席を立ったオールマイトに
《オールマイト離れてください》
戯言に耳を貸さずに
自分自身を落ち着かせた。

オールマイト
「君の考える事はよく分かっている
お師匠の血縁である死柄木弔に
私……あるいは
私と少年を殺させる
それが筋書きだな。

私は死なないぞ
死柄木に私は殺させない

私は殺されないぞ
貴様の思い描く未来にはならない!」

オール・フォー・ワン
【ケジメをつけに来た…って…
それを言いにきたのか?】

《オールマイト…お時間です退出を》

オールマイト「貴様の未来は私が砕く…!
何度でもな 貴様こそここで指をくわえて
余生を過ごせ」

オールマイトが部屋を出ると重い扉が閉まる
オール・フォー・ワン
【余生……ね】

塚内が運転する車に乗る
しばらく走っていると
オールマイトのスマホが鳴る



オールマイト「ちょっと失礼」
塚内「うん」

スマホを開くと仮免を取得した緑谷が
写真を送ってきた。その後に
おかげさまで一歩前進しました!!
とメッセージがきた。
成長したな緑谷少年

塚内「どうした?」
オールマイト「あ いや……
てか前見てよ!塚内くん」
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