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What color?~黒子のバスケ~

第2章 水色~黒子~


-○○side-


どうして黒子くんは、いきなりこんなことを言い出したんだろう?

休み時間になった途端、ちょっと良いですかって切り出してきた黒子くんは、そういえば最初からちょっと様子が変だった…かも、だけど。
でも黒子くんは普段から喜怒哀楽とか、あんまり表現しないから分かりにくいっていえば、そうなんだけど。

「…………」

廊下に出たところを呼び止められたそのままの場所で、私は黙り込んだ。

黒子くんの最初の一言は、

『昨日はすみませんでした』

だったから。
図書当番のことかな、って思えたし。
私の方こそ、って思ってたから。

『私こそ、ごめんね』

そう言えて良かったって、何だかすごくほっとしたくらいだったのに。
その後すぐに、何だか迷うみたいにしながら黒子くんが言い出したのは、最初の台詞とは全然違う内容だった。

「男子バスケ部のマネージャーになってもらえませんか」

そんなの無理って、その場で断ろうとした私に、だけど、黒子くんは続けた。

「マネージャーというのは建前で、実質はカントクのデータ補佐です」
「データ?」
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