第14章 危機
里よりも私は……カカシを選んだ瞬間だった。だけど藍ノ里は正反対だ。
「彩りの谷っていう近くに里があるのよ、そこが私の里。」
最後の最後まで嘘をつき続ける私はバカらしい。
「私は、木ノ葉火影の嫁になるつもりはないわ。あなたが引退したら結婚しましょう。」
「……は?まだアイツは火影になれるわけないだろ?何年後かわかってるのか?」
アイツとは、誰か分からないが、火影候補らしい。
「分からないけど、私は暗殺者よ。落とし前はつけるわ。じゃあまたね。」
「、早く帰って来いよ。」
「うん、わかった。カカシ、今までありがとう。」
その場を嘘の笑顔を作って走り去った。