第15章 ラスト
カカシは、私のヒントだけを頼りに何千キロも旅をしてきたらしい。
「凄い執念ね、おつかれ様。」
「に会いたくて仕方なくてね。ちょっと頑張ったよ。」
「いや、頑張りすぎやわ、ありえへんわ。」
「ふふ、可愛いな、お前の方言。そっちの方がオレ好きかも。」
ニコニコして笑う彼は少しシワが増えただけで
相変わらず格好よかった。
彼の執念に観念して、私は宣言通り、結婚して、二人でのんびり余生を過ごす決意をする。
木ノ葉隠れ里でもう一度見上げた夜空は、本当に綺麗で美しく、溜息が溢れそうな満天の星空だった。
今は、冬の夜空を見上げる楽しみを
二人で待ち望んでいる。