第2章 千キロ先に向けて出発
「はーー?はーー?あんのくそダヌキ、ガタガタ言わしたろか、ホンマーー!!最初からそうしろ!無能なオッさんや。」
「お前ホンマ口悪いぞ、総長になんて事言うんや、顔可愛いのにホンマ中身残念な奴やな。」
「ウールーサーイー。ほな行こう、早よせな日が暮れるよ。」
そう言って二人で森の中を走って飛ばしながら向かうが、ゼロに忠告しなければいけない事がある。
「六代目火影にハニートラップ仕掛ける。まあ、私に惚れさせて油断した隙に一気に喉仏にクナイか鋭利なモンで刺すんやけどな。お前がおったら焼きもち焼いて警戒するかもしれん、だからゼロ、最大限に注意して行動しーや、いいね?」
「分かっとるわ、それぐらい。こそ藍ノ里の情報一切出すなよ?この方言がそうやで。この方言は藍ノ里らへんの集落の地方を指す言葉や。分かってんなこそ。油断したら方言ってのは出るんやで?」
「分かってるし。ほんじゃ今から使わんとくわ、素の時出てしまわんよーにせな。な?ゼロ」
二ッと笑顔でゲームのようにスタートさせ、ゼロも笑って喋りながら向かった。