第7章 一楽
邪魔くさそうに言いながら残りを食べてお会計をして、私が先に外に出た。
ふと三人ちょうど入れ替わりのように入っていった。ひとりの人に少し当たり、すみません、と挨拶をしてカカシを外で待った。
カカシも出てきた。
「じゃあ、オレは仕事に行くから。変な事するなよ?わかるからな、だいたいこれで意味分かるでしょ?」
「うん。ありがとう、じゃあ明日またお金持ってきてよ、今日の夜でもいいし。」
ニコニコ言うが、カカシは黙っている。
また、"エッチしよう?"って意味も含んでるんだけど、気づかないかな、不安になる。
「最近忙しいから今日は絶対無理。明日も夕方ならいけるか…いや、一瞬だけ寄れるだけだと思う。すぐに帰る。」
エッチなんかしないってハッキリ言われてるようで少し、傷つく。
「そ…そうなんだ、うん、了解。じゃあ…またね。」
あんまり来る気は無いらしい。
もう本当にハニートラップは全く引っかかってくれない。全然のってこないし、なんか寂しい。本当私に興味ないみたい。
悲しくなりながら、スタスタ歩いていれば背後から声がする。
「あー、もう……行けたら行くから、
そんな顔すんな。」
頭をポンポンされて振り返れば、溜息ついて、まったくお前は…って顔に書いてるみたいに呆れた顔をしていた。