第3章 出会い
「何なの、あの男……信じられない…隙が無さ過ぎる……!」
はぁはぁ…と息を整えていたら背後にゾワッと違和感を覚え、一気に振り返り、手持ちのクナイで対抗した。
ギン!!
カタカタカタ……とクナイとクナイで力を入れて睨んでいる。
先ほどの男だ。やはりコイツ演技していたか!!あんなアホな反応誰がするかって!と自分に叱咤しながら抵抗しているが、本当に強い。力負けしてしまう!!
「いやー、ビックリしたよ。お前…只者じゃないね。あの印のスピード信じられない速さだ。どこから来た?」
「何がですか?私はただ、旅をしているだけなんです。邪魔しないでもらえる?」
上目遣いをするが全然靡かない。全く眼中にない様子だ。さっきの様子と違いすぎる姿に戸惑いを覚える。
「木ノ葉の隠れ里に用があるんだろ?オレも帰るから、一緒に行こうよ。牢屋に入る事になるがな。」
クスクス笑って睨んでいる。
木ノ葉の忍⁈最悪……
次の瞬間、情報をゲットした事に
乾いた笑いを浮かべた。
「じゃあーね。」
ドロンッと煙と共に影分身を消した。