第1章 自責の念
リヴァイの唇は首筋に下り、ちゅう、と卑猥な音を鳴らしながら吸い付いた。
アルバから見て取れないが、小さな鬱血の痕が点々と出来上がっていく。
耳下をゾロリと舐められると、ぞわぞわとした悪寒のようなものが体中を襲い、肩と頬を使い、僅かながら抗った。
上半身をくねらせて、今しがた手放してしまったナイフに手を伸ばす。
あと、ほんの少しで手が届こうとした瞬間に、その手をリヴァイに払われ、低めの四足棚の下、届かぬ場所へと潜り込んでしまった。
いよいよアルバの身を守るものは何もなくなった。
アルバは歯を食いしばる。
それを咎めるかのように、リヴァイはアルバの胸の蕾を強く摘んだ。
「い…っ」
「反抗期か?どうしようもねぇ女だな」
指先に力がこもり、リヴァイの目はアルバを見下ろす。
組み敷かれた身体は、くねらす事以外ままならなかった。
負傷の身ではこれ以上は容易ではなく、責め立てる行為に流され、リヴァイは左手でアルバの腰を持ち上げると、器用にズボン下に履いていたスパッツごとずり下げた。
「いやだ…っ!」
インナーは切り裂かれ、胸のさらしも崩壊し、太ももまで下げられたスパッツのせいで余計に拘束力が高まる。
リヴァイは利き手をアルバの陰部へそっと忍ばせた。
中指でなぞるように下から一撫ですると、アルバは大きく息を吸った。
「んっ…は…!」
「こんなに濡らして…」
未だ誰にも触れられたことのない場所を柔らかく弄りながら、リヴァイの指は何度も往復を続ける。
蜜壷から溢れ出たものを広げていくように、荒々しくはしない。
ゆっくりとした愛撫に、アルバはますます濡れた。
秘部がジンジンと熱くなるのが分かる。
往復する中で、指が上に来た時、身体が疼いて反応してしまう理由が、アルバには分からなかった。
「やだ…いやだ!んっ」
口づけをされ、言葉をもみ消される。
じわじわとした陰部の愛撫とは対照的に、口づけは唾液を絡ませてわざとらしく音を立てている。
その間も指は止まることなく、下からぬるりと陰核を目指してはまた離れてゆく。
舌で舐めるかのように柔らかな愛撫は続いた。
陰核に触れるたびに身体は小さく震え、名残惜しいとは言わんばかりに腰が動く。まるで自らが導いているように。