第1章 自責の念
陰部を下から上にと、舌が何度も繰り返し責めてくる。
舌を立てて舐め上げた時、ビリビリとした直接的過ぎる快楽が襲い、その後に舌裏の柔らかな部分が、陰核の包皮を伸ばして遠ざかる。
「はぁっ!はっ!んっ…やぁ!」
脇腹の痛みを庇いながら、アルバは短く息をし、あられもなく開いている太ももが、ガクガクと小刻みに痙攣したとき、リヴァイは唇を離した。
「おい」
「はぁっ!はぁっ!!ん…」
「なに勝手にイこうとしてんだ」
「 っ…な、に…? 」
「…ケニーはそんな事も教えなかったのか」
快楽の余韻が逃げてしまわないように、利き手は陰核を目指し、くるくると円を描くように弄ぶ。
リヴァイはアルバの顔の横で肘をつくと、髪の毛を掴みながら耳元へ唇を寄せた。
「聞け。馬鹿なお前に教えてやる」
「んっ…!」
「快楽には終わりがある。…が、…俺は終わらせるつもりは毛頭ない。後は考えろ。お前のその大したことない頭でな」
火照った身体を、急に冷やされた感覚だった。
掴みかけたものが消えてしまった。
(ぼくが、全てを喋らないと、終わらない…?)
ケニーがリヴァイの命を狙っていたとして、信じるだろうか。アルバも確証があるわけでもない。
それにこちらの命の保証もない。喋れば憲兵にも伝わるだろう。
殺されるだけでは済まないかもしれない。死ぬよりも辛いものが待っている可能性もある。
(もう、身体が…っ)
身体が火照って、冷静な判断など今ここで下すなど、到底出来ない。
二つを天秤にかけた時、どちらに傾くのだろう。
リヴァイはぐっとアルバの頭髪を掴んで、再び口づけをする。
舌を絡めて唾液を流された。口先から溢れると、リヴァイは髪を掴む力を強くして、強要しているのが伝わる。
こくこくと飲み干すと、「褒美」だと言われまた股を割り顔を沈めて陰核を舐めてくる。
「はぁっ!ふ…ぁあぁぁ!!」
そこを触られるだけで、腰が溶けそうになる。ヒクヒクとさせて、もっと欲しいと言わんばかりだ。
舐められて、指を入れられ、どれだけ喘いでも、高まるとリヴァイはぴたりと辞めてしまった。
気が狂いそうだ。