第1章 自責の念
リヴァイは指先で胸の頂を挟みこむ。
返ってくる突起の弾力を楽しんでいるかのように、何度も何度も繰り返していると、みるみるうちにそそり立ってきた。
「これが、男か?」
アルバの精一杯の虚勢は誰が見ても明らかで、まるで子どもの嘘のようだ。
はじめて触られる身体は、自分が女であるとはっきり伝えてくる。
クニクニと胸ばかりを責められると、硬さを増して主張していた。
「答えろ。どこが男なんだ?」
アルバはリヴァイの顔を見れずにいた。
こんなことになるなら地下街で死ぬべきだった。
それとも娼婦に成り下がって生きれば良かったのか。
「や、め…っ」
制止の声も聞こえずにリヴァイは舌の先で、触れるか触れないかのところをチロチロと舐めはじめた。
「ひっ…!」
まるで見せつけるかのように、小鳥がついばむような軽さで、ちょん、ちょん、と舌で味わっている。
身体を慣らすように、徐々に舌先に力を入れ、そそり立った赤い蕾は、逃げ惑うように舐める逆へと震え揺れていた。
リヴァイの舌が蕾の頂点へ来るたび、アルバの背中が小さく跳ねる。
その姿は、自らが胸を差し出しているようにも見えた。
「やめ…てくれ」
「あ?」
「話す… 全部。だから…もう…」
涙をためて懇願する姿は見て、リヴァイは舌打ちをした。
「さっさと言え」
リヴァイはアルバを抑えていた足を少し浮かすと、その一瞬の隙を突き、アルバはポケットから折りたたみナイフを取り出して思うがままに振り下ろした。