第1章 自責の念
アルバを無理やりに立たせて首を掴みながら、リヴァイは唇へ噛むように口付けをした。
酸欠状態で鼻から息をするのも難しい。
首を左右に振るが、リヴァイはそれすらも許さず、逃げる方向へと唇がついてくる。
「んー!んぅ…っ!」
身をよじり腕を振ってみるが、いとも簡単にあしらわれしまう。
唇と唇が触れ合う、というよりは食われているような錯覚に陥った。
そうしていると舌が伸びて、アルバの逃げ惑う舌を捕まえて強引に引き出してくる。
どちらの唾液なのかわからないものが顎をつたってきた。
足で抵抗を模索するが、両足の間にリヴァイの足で蓋をするようにされていて、つま先立ちをしているアルバにはとても反撃出来そうにない。
唇がやっと離れてアルバは肩で呼吸をする。
「はぁっ!はぁっ」
リヴァイは満足そうに笑みを浮かべて、胸元の切れた衣服を握りしめると、床へ叩きつけるようにして放り投げた。
反動で背中を打ち、アルバは庇うように両手を床へつけると、リヴァイは馬乗りになって両膝でアルバの腕の自由を奪った。
容赦ない拘束で腕がじんと痛みが走る。
胸元には曝け出すように小さな胸の突起が覗く。
「いい眺めだな」
リヴァイは馬乗りになりながらアルバの胸を鷲掴む。
「やめ…ろ」
やめてくれ。
「僕は…男だ」