第9章 番外編︰どっちが好み?※R18
胸の刺激に喘ぎながらも、勝手に疼く下腹部に戸惑い、足を擦り合わせていると不意に幸村の顔が上がった。胸への刺激が無くなり、ほっと安堵するも、束の間。
「ひっ…!」
幸村の指が、下着越しに名前の秘部を撫でさすり、思わず上ずったそんな声が出た。
まだ誰にもそんな所触れられた事がなく、名前は反射的に上へと逃げそうになったが、勿論、それを幸村は許さない。
「こら、駄目じゃないか逃げちゃ。…ふふ、ここ、濡れてるね。感じてくれたんだ。俺、嬉しいよ」
「っ…幸村、く」
「初めて、かな?少し痛いかもしれないけど、我慢出来るよね?」
「えっ…ちょ、幸村く、まっ…ーーっ!」
有無を言わさぬ相手の物言いに、ひくりと頬をひくつかせたのも束の間。
濡れてシミを作ってしまっている下着を膝まで下ろし、片側だけ足から抜き取ったかと思えば、濡れている秘部へと指がそっも侵入してきた。
たかが一本、されど一本。濡れているとは言え、はじめて受け入れるそれに名前は生理的な涙を浮かべギュッと強く目をつぶった。異物感が半端なく、気持ちいいとかそんなものは、全く感じなかった。
「名前、力を抜いて。ゆっくり深呼吸して。…うん、そう、いい子だね」
幸村に言われるまま、それをこなしていけば、ほんの少しだけ体から力がぬけ侵入を拒んでいた指がぬぐぬぐと膣の中へとはいってくる。
指をくの字に曲げ、肉の壁を丁寧に擦り上げると、短い吐息のようなものが名前の口から勝手に漏れてしまう。
すると、拘束されていた手が離れ、するりとその手が秘部へとやってきて、ぷっくりと膨らんだ突起を不意に擦り上げ始めた。
「ひぁ…!あ、あぁ…!や、やだっ…んぁっ」
「痛いかい?平気?」
「ゃ、幸村、く…それ、嫌っ…おかし、くなるっ」
「…ふふ、気持ちいいんだ?」
「んぁっ、あぁあっ」
意地悪く笑った幸村は、名前の嫌だという言葉を無視してその突起を強く擦り上げれた。ぷっくりと膨らんでいたそれは、急な強い刺激に敏感になり、体の持ち主である名前に快感を送り付けた。
「あ、あっ、んあぁあ…!!」
その強い刺激にたえきれず、名前は呆気なく果ててしまった。