第2章 ファーストコンタクト
リョーマ君と一緒に家に向かう
でも、会話が思い浮かばなくて俯いて歩くしか無い。
暫くすると、前を歩いていたリョーマ君が立ち止まる
「っ…ごめん!」
「ねぇ…ちゃんと前見て歩いてくんない?」
「はい。」
気付かなかった私は思いっきりぶつかってしまう。
「ま、そんなに痛くなかったから別に良い。…さっき言い忘れたけどさ俺の家、寺なんだよね」
知ってますとも!
「へぇー!そうだったんだね」
「今さ、寺で働いてくれる人募集してるから…一緒に住むこと許してくれると思う。」
なんてタイミングが良いんだろうか!
神様、本当にありがとう!
「あ、着いた」
あっという間にリョーマ君のお家に着いて、
家の扉を開けると
ほぁら~
「カルピン、ただいま」
リョーマ君が抱き抱えると、ペロペロとリョーマ君の頬を舐める。