第5章 ◆涙と語らい ★★★☆☆
「ん…あ、あんっ…」
声は我慢できそうにない。恥ずかしいけど、それよりも気持ち良さが勝っていた。
手と口を使って私を骨抜きにしている長谷部さんは、やがて右手を下へ下へとずらしていく。
ああ、だめ、そこは……
「主…少し、足を開いて」
「……う、ううぅ……」
泣きべそをかきながら彼の言うとおりにする。
下がってきた右手は、まずは布の上から、大胆に足の付け根へとあてられた。
少し力を入れられ、またマッサージをされる。
「…んっ…」
長谷部さんの手のひらがぴったりとくっついて、浴衣を巻き込みながら割れ目を刺激している。
だめ…気持ちいい…
刺激は速度を増していき、胸元にある彼の頭も小刻みに揺れていた。
「あ、あ……長谷部さん、変になりそうです、私……」
「いいんですよ、今は俺しかいませんから…」
「あぁ……ごめんなさい…長谷部さんに、こんな姿…」
「主……」
長谷部さんは息を上げながら、浴衣の中へと手を滑り込ませていった。