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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第5章 ◆涙と語らい ★★★☆☆




『四夜目

互いについて語らい、理解を深めること。過去の手順を行うことは自由である。』


夜伽じゃない…?

「な、なんだかいつもの通達と違いますね。長谷部さん、どう思います?」

「俺にもよく分かりませんね…。互いについて語らうというのは、一体どういうことでしょう」

これにはさすがに長谷部さんも首をかしげていたけど、指示どおりにしなければならない。

互いについて語らうっていうのは、つまり、お互いがどう思ってるのかを知るっていうこと?
それって、私がちょうど気になって悩んでたことだ。
…なんだかどこかで見られてるんじゃないかってくらいの調度良さ…。

でも、夜伽によって霊力を高めるための修行なわけだし、お互いを理解することは大切なのかも。相手の気持ちが分からないままじゃ、どうしても上の空になっちゃうし。

こんな機会もうないかもしれない。

よし…!

「あの、長谷部さん」

「は、はい」

「改めて、なんですけど…長谷部さんのことどう思ってるのか、お話しますね」

「えっ、は、はいっ」

「私、長谷部さんのことすごく信頼していて、こうして夜伽のお相手を務めて下さることも感謝しています。いつも気にかけてくれるし、優しいし…あの…」

「主! 俺も同じです! 俺も…主のことを、その…いつも感謝しています」

どうしよう…

これじゃいつもと同じだ。

本当の本当はどう思ってるのか、ちゃんと話さなきゃいけないのに…

「は、長谷部さん、あの、私…」

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