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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第4章 ◆愛撫の快感 ★★★☆☆



それってすごく…悲しいな…

「主…!?」

「ご、ごめんなさいっ…」

思わず涙が出てしまい、目元を拭って長谷部さんから顔を背けた。

泣いちゃだめだ。
長谷部さんが私とこんなことをするのは特別な意味はなくて、近侍だからだって、最初から分かってたことじゃない。

今さらこんなにショックを受けるなんて、だめなのに…

「主! 申し訳ございません! 立場を弁えず主に無礼な言い方を致しました…!」

「いえ、いいんです…私が審神者としての自覚が足りなかったから…」

「なぜそうなるのです! 主は何も悪くありません…! あのっ、申し訳ありません、本当に、主を傷付けるつもりはっ…」

慌てる長谷部さんの手が宙を浮いて、戸惑いながら私の両肩へと添えられた。

優しいな…長谷部さん。

私ったら、それに甘えてばかりで…。子供みたいにねだってみたり、こうして山姥切さんに勘違いされて、不快な思いをさせてしまって…。

「あの…長谷部さん…」

「はい!」

「私…長谷部さんに謝らなきゃ…」

「主が謝ることなど何もありませんっ!」

長谷部さんがどんなに嫌になっても、この夜伽はこれからも続けなければならない。

それは私のせい。
私が長谷部さんを好きになってしまって、近侍にしてしまったせいだ。

「長谷部さんを、近侍に選んでしまって…申し訳ありませんでした…」

「………主…そんな…」

長谷部さんはそれ以上は何も言わず、ただ下を向いていた。

私が「今日はもう、寝ましょうか」とどうにか提案してからしばらくして、彼はゆっくりとこの部屋を出ていった。

すれ違うとき、長谷部さんは「申し訳ありませんでした」と力なく呟いた。


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